- ユネスコMAB(「マブ」=人間と生物圏)計画とは、自然の恵みを守り、かつ合理的かつ持続可能に利用するためのユネスコのプログラムです。日本では「人と自然の共生」と呼ばれますが、人間社会と環境の両方をよい状態に保つために、自然資源を持続可能に管理する人々の能力向上を目指します。MAB計画の中でも生物圏保存地域(Biosphere Reserve=日本での通称「ユネスコエコパーク」)が主要な活動です。(文責松田裕之)。
- MAB計画事業は、第16回ユネスコ総会(1970)にて発足が承認された「人間とその環境との相互関係を研究する政府間学際的長期計画」の一環として行われています。
- MABとは、UNESCO's Man and the Biosphereのことです。人間(Man)と環境(the Biosphere=生物圏)との関係について、よりよい人間の生存のためにはよりよい生物圏を維持することが必要です。
- 日本におけるMAB計画の主な担い手は、ユネスコ国内委員会(以下「国内委員会」、事務局:文部科学省ユネスコ第3係)、同MAB計画分科会(以下「MAB分科会」、そのメンバーのうち国内委員以外を以下「調査委員」)、日本MAB計画支援委員会(以下、「支援委員会」,旧称「日本MAB計画委員会(以下,「計画委員会)」)、日本ユネスコエコパークネットワーク、各地のユネスコエコパークです。
今後の主な予定
最近の動き(敬称略)
- 3/13 祖母・傾・大崩BR 学術委員会開催(河野委員、西脇委員参加)
- 3/2:南アルプスBR「南アルプス学講座」で村山委員、若松委員が講演
- 2/28-29:只見BR 支援委員会(崎尾委員、鈴木委員、朱宮委員、酒井準委員参加)、及び只見BR 推進協議会(鈴木委員、朱宮委員参加)開催
- 2/27:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ⑦:「ユネスコエコパークに関するユースの取り組みと今後の展開」小林海瑠氏(九州大学学生、日本MAB 計画支援委員、緋熊と黒潮代表)
- 2/23-25:只見ユネスコエコパークモニターツアーに崎尾委員参加
- 2/15:第10 回みなかみBR 科学委員会に朱宮委員参加
- 2/9:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップワークショップ⑥:「南アルプスBRを支える中間支援組織~定期報告作成を例に~」「南アルプスBRの定期報告書の作成プロセス」 水野祐輝氏(静岡市環境局 環境共生課 エコパーク推進係)、「南アルプスユネスコエコパークの定期報告書の作成支援について」 高城 淳子氏(アジア航測 環境・エネルギー技術部 環境コンサルタント課)
- 1/17:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップワークショップ⑤:「国際資源管理認証―地域が作る流通の仕組み―」大元鈴子氏(鳥取大学地域学部 地域学科 地域創造)
- 2024/1/12:只見ユネスコエコパークオンラインイベント「失われゆく『民具』を守った町·只見~自然と暮らしの物語を訪ねる」(崎尾委員参加)
- 12/15:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップワークショップ④:「甲武信ユネスコエコパークの取り組み」(1)「甲武信ユネスコエコパークの概要」中澤薫氏(山梨県環境・エネルギー部自然共生推進課 主査)、( 2)「北杜市甲武信ユネスコエコパーク地域連絡会の取り組み」 溝口有紀氏(北杜市産業観光部観光課 副主幹) 、「甲武信ユネ
スコエコパークインフォメーションセンターの取り組みについて」村山力氏(甲武信ユネスコエコパークインフォメーション
センター所長)”
- 12/13:第53 回ユネスコ国内員会MAB 計画分科会科学小委員会開催(朱宮委員、松田準委員、酒井準委員参加)
- 12/11:祖母・傾・大崩BR 学術委員会開催(河野委員、西脇委員参加)
- 11/29:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップワークショップ③:(1)「 只見の伝承産品―只見ユネスコエコパークにおける地域産品のブランド化」 新国万寿美氏(只見町役場 地域創生課 ユネスコエコパーク推進係)、(2)「地域の農業を支える酒造り」脇坂斉弘氏(合同会社ねっか代表社員)
- 11/14: 田中委員がSeaBRne(t マレーシア・コタキナバル)にて講演
- 11/9:パリで開催された第42 回ユネスコ総会にてアイーダ委員が推進する「日本のユネスコ生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)およびジオパーク内の遠隔地域活性化を目的とした世代間学習」事業がユネスコ/日本ESD 賞を受賞
- 10/27-29:只見ユネスコエコパークモニターツアー(崎尾委員参加)
- 10/27:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ②:「UNESCO Science program related initiativesfor East Asia」「東アジア地域に関するユネスコの科学プログラム」杉浦愛氏(ユネスコ北京地方事務所、科学プログラム専門監)
- 9/24-27:第1 回MABアジア太平洋地域ユースフォーラム(中国 鶏西市 Xingkai Lake BR)に小林委員が参加
- 9/15:綾BR 専門委員会開催(朱宮委員、河野委員、酒井準委員参加)
- 9/5 祖母・傾・大崩BR 学術委員会開催(河野委員、西脇委員参加)
- 9/5:田中委員が「島嶼・沿岸世界BRネットワーク」(オーストラリア・K’gari)にて講演
- 8/25:只見ユネスコエコパークオンラインイベント「森と水のつながりを訪ねて~自然首都只見/秋の旅へ」(崎尾委員参加)
- 8/18:第3 回志賀高原BR セミナー開催(水谷委員、朱宮委員参加)
- 7/31:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ①:「昆明・モントリオール生物多様性枠組と日本のBRへの期待」道家哲平氏(日本自然保護協会/I UCN- J 事務局長)
- 7/24:日本ユネスコエコパークネットワーク大会in 横浜(朱宮委員、湯本委員、若松委員、飯田委員、松田準委員参加)
- 7/18:只見BR 推進協議会開催(朱宮委員参加)
- 7/13:みなかみBR 科学委員会開催(朱宮委員参加)
- 6/17:第2回志賀高原BR セミナー開催(水谷委員、朱宮委員参加)
- 5/31:祖母傾大崩BR 地域協議会開催(河野委員、西脇委員参加)
- 5/30:只見BR 支援委員会(崎尾委員、朱宮委員、鈴木委員参加)
- 3/14-16: International Workshop And Capacity Building On Climate Change Adaptation And Mitigation Solutions: “Biodiversity Conservation And Empowering Local Communities”がインドネシア国Semarangで開催。田中支援委員が動画発表
- 3/5:BR×OECM: ユネスコエコパークとOECMに関するワークショップ(東大柏、ハイブリッド)を支援委員会が主催。田中・飯田・松田支援委員が話題提供
- 3/1:EABRN研修Webinarにて松田支援委員が遠隔講義
- 2/7: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第8回「OECMと自然共生サイト~ユネスコエコパークとの連携に向けて~」
- 2/2「ブルーカーボン – 世界湿地の日にあたっての論説」をSharbaz Kahnユネスコ北京事務所長, Clüsener-Godt教授、松田支援委員らが発信
- 1/27: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第7回 「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の課題とその解決に向けた活動の進展状況について
- 1/12: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第6回 「山陰海岸ジオパークの管理運営について」
- 2023/1/11-13: 横浜国大で国際会議 “Blue Carbon Ecosystems for Sustainable Development with Special Emphasis to Mangrove Ecosystems”を横浜国大(ハイブリッド)にて開催。松田支援委員が講演
- 12/22: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第5回 「ユネスコエコパークと協働したイオン環境財団の取り組み」
- 12/12:計画支援委員会をオンラインにて開催。委員長を松田委員から朱宮丈晴委員に交代。
- 12/12: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第4回 「ユネスコエコパークと協働したイオン環境財団の取り組み」
- 11/21:横浜国立大学がユネスコチェアキックオフシンポジウムを横浜情報文化ホールにて開催。渡邉綱男国内委員、松田支援委員が講演
- 11/3 第1回国際生物圏保存地域の日(International Day for Biosphere Reserves)にClusener-Godt氏, 渡邉国内委員,松田調査委員がメッセージ発信(Eng.)
- 10/28: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第3回 「大台ヶ原・大峯山・大杉谷BRの現状と今後の展開」
- 10/18: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第2回 「志賀高原BRにおけるBR活動と今後の展開」
- 10/18: 30by30アライアンスに団体加盟
- 10/3-7:EABRN会議(モンゴル)に日本からMiguel Clusener-Godt教授と学生が参加。
- 8/2: ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第1回 「生物多様性に関する最新動向とユネスコエコパークへの期待」
- 7/22: タイ科学技術研究所(TISTR)主催Panel Discussion on Conducting Research at Biosphere Reserve: Climate Change, Conservation, Biodiversity, Harmony with Nature, and Sustainable Managementが開催され(online)、田中俊徳支援委員が登壇
- 7/16:日本MAB計画連携大学間ネットワーク(JU-MAB)キックオフシンポジウム開催(オンライン)。
- 5/19:International conference 2022 “Science and Research in, for and with UNESCO Biosphere Reserves“, Schorfheide-Chorin BR, Germanyで松田支援委員が講演
- 3/23:日本MAB大学間ネットワーク(JU-MAB)第1回運営委員会がオンライン開催された(金沢大学主催関連行事)
- 3/8: 日本学術会議地球惑星科学委員会地球・人間圏部会(Online)で松田支援委員が講演
- 3/2:「白山手取川ジオパーク&白山ユネスコエコパーク情報交換会」で飯田支援委員が講演
- 2/21:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第4 回 「最新の定期報告事例 海外事例の紹介と国内のBR における作成状況(仮)」
- 2/5:信州ESDコンソーシアム 成果発表&交流会がオンライン開催された。
- 2/4:MAB計画分科会開催(オンライン=詳細後日)
- 2022/1/18:ユネスコ未来共創プラットフォーム事業ワークショップ第3 回「群馬県みなかみ町 地域経済循環におけるBRの役割について教育旅行での活用事例紹介」開催(オンライン)
過去の活動