ユネスコ「人間と生物圏」(MAB)計画。日本MAB計画支援委員会のサイトです。

設立趣旨

「日本ユネスコエコパークネットワーク(JBRN)」 趣意書

21世紀の自然界を取り巻く環境は、世界的な規模の気候変動、急速な人口構成の変化、産業再編とグローバルな企業間競争など、様々な要因から大きな変革の時代を迎えており、人類は新たな課題に向き合おうとしています。
特に、地方においては、新たな開発のほか、過疎化、若者や企業の大都市圏への流出、地域産業の衰退などの社会環境の変化により、これまで保たれてきた生態系にも大きな影響が懸念されています。
これらの課題を解決するため、ユネスコにおいて、生物多様性の保全と利用を通して地域社会の持続的な発展を目指す「Biosphere Reserve(日本における通称:ユネスコエコパーク)」が推進されています。ユネスコエコパークの取り組みは、各主体の連携を図り、自然や文化を保全・継承しつつ、地域社会を発展させていくものです。
日本でのユネスコエコパークにおいては、それぞれの登録地域が、地域資源を活かし、地域にあったやり方で持続可能な社会を自らの手で創り上げるとともに、登録地域間のネットワークを構築し、調査・研究の成果、事業の戦略、ノウハウ等を共有することで、魅力ある地域づくりの取り組みがより活性化することが期待されています。また同時に、世界のユネスコエコパークとの連携を深めることにより、地球規模の持続可能な社会づくりにもつながります。
このネットワークは、日本国内におけるユネスコエコパーク活動の地域間連携を促進し、一つの地域では対処できないような課題への対応、社会への働きかけなどを行い、ユネスコエコパークの理念に基づいた人間と生物圏とのより良い関係を築いていくことを旨とするものです。

平成27年10月6日

志賀高原ユネスコエコパーク協議会 会長 竹節義孝
白山ユネスコエコパーク協議会 会長 山田憲昭
大台ヶ原・大峯山ユネスコエコパーク保全活用推進協議会 会長 尾上武義
屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク地域推進協議会 会長 荒木耕治
綾ユネスコエコパーク地域連絡協議会 会長 前田 穰
只見ユネスコエコパーク推進協議会 会長 目黒吉久
南アルプス世界自然遺産登録推進協議会ユネスコエコパーク推進部会 部会長 金丸一元

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