2012年度第2回日本MAB計画委員会議事要旨(案) 2012年12月26日 13:00~17:00 神奈川県民センター401会議室 参加者:松田、鈴木、増沢、朱宮、湯本、松井、酒井、岩槻;若松、小出、桜井 只見・南アルプスユネスコエコパーク申請案検討委員について ?南アルプスについては松田、鈴木、朱宮、岩槻委員、只見については松田、鈴木、増沢委員を指名した。 南アルプスユネスコエコパーク申請案検討委員会 ?標記について、南アルプス市、静岡市、山梨県、長野県の方々から説明を受け、検討委員会で議論した。議論の内容は後日報告案をまとめる。 各活動報告 ?2012年8月24〜31日にかけて、酒井、若松、桜井でカナダのRedberry Lake BRを訪問した。 ?2012年2月13日〜15日にかけ、スペインメノルカ島での1st Meeting of World Network of Island and Coastal BRの会議が開催された。 ?2012年7月27日に、長野県山ノ内町は、「志賀高原ユネスコエコパーク活用山ノ内町協議会」を発足させ、計画委員会からは、井田、酒井、若松が参加した。高山村も準備を進めている。4月にゾーニング案を作る予定。 ?文科省・国内委員会が積極的主体的にMAB計画を進めており、最近は計画委員会がサポートする態勢である。 ?大台ケ原・大峰山について、11.28に相談会が奈良県市町村会館で開催された。文化遺産に登録されていることに加えたメリットなどがよくわからないということだった。屋久島では12月に意見交換会をした。今後続けるのかも含めて保留という選択肢も議論された。 ?(今後の地元の負担について)書式が毎回変わるperiodic reviewに対応するのも難しい。 ?白山について 文科省が今後会合を持つよう打診している。2012年8月にはセミナーを開催した。市町村により温度差があり、白山市はジオパークとの関係もあり、ユネスコエコパークとの関係に困っているという意見も出ていた。 ?ジオパークの理念が拡大してきたので、地元がジオパークに、より関心を示し、ユネスコエコパークとの違いが分からなくなってきている。 ?ジオパークは地質学会など、学会がバックアップしている。MABも生態学会自然保護専門委員会にMAB担当を設けた。両者の住み分けも明確になっていくだろう。 ?綾について 専門委員会が立ち上がって、来年度から本格的に始める。移行地域の運営に関する話し合いも始めた。核心地域、緩衝地域ではすでに綾プロジェクトがある。 只見ユネスコエコパーク申請案検討委員会 ?標記について、只見町の方々から説明を受け、検討委員会で議論した。議論の内容は後日報告案をまとめる。 新規BR申請の動き ?対馬について 市が予算化し、今年度は業者に調査を委託している。 ?その他にも関心を示している地域がある。 ?MABは今後も各地で新規登録が続くのが望ましい。 その他の活動 ?8月に東大で綾に関するシンポジウムを開催した。 ?11月に、JICAがMABに関連するシンポジウムを開催し、朱宮、酒井が参加。 ?9月に横国大で公開講座「豊かな自然環境に囲まれた暮らしを守るための、日本と世界の取組み」を開催し、鈴木学長をはじめ、松田、酒井が発表した。 ?Prosper.NETについて Education Program for Sustainable Developmentというタイトルで予算を獲得した。計画委員会も参加メンバーに入っている。 ?ユネスコパートナーシップ事業 文科省が公募形式でユネスコへの支援をすることになっている。予算措置が望ましい事業をまとめて申請を準備する。3年後にはEABRNなどの国際会議の日本開催を求められる可能性がある。 次期計画委員会について  ?下記のように承認された(新委員*はすべて内諾済み) 松田裕之、酒井暁子、鈴木邦雄、岩槻邦男、大澤雅彦、朱宮丈晴、増沢武弘、松井淳、井田秀行、湯本貴和、岡野隆宏、中村浩二*、鈴木和次郎*、木村幹子*、田中俊徳*、崎尾均* ?(地域は特定の)担当者だけでなく、多様な方面から地域に働きかけることが大事。 その他 ?また、ユネスコ本部のThomas Shaafを文科省が招待し、2月に来日予定。 ?サスカチュワン大学のMaureen Reed教授も1月下旬に総合地球環境学研究所が招待し、横浜国大で1月23日にワークショップを開催する。 ?Periodic Reviewは書式確定後に日本語にして、各BRに周知するようにした方がいい。 ?前回会議議事録の確認は時間の関係で省略 (以上、敬称略)